修士課程のメモ帳

研究職と開発職の隙間に落っこちた新卒のお話

化学系大学院M1の一週間の生活をひも解いてみよう。

最近の生活と言えば、平日は朝9時半前から夜は9時半過ぎ、あわよくばてっぺん越えに研究室を出る生活で、土曜日は溜まりに溜まった寝不足を解消するべく11時くらいまで寝た後、洗濯機を回している間にシャワーを浴び、お昼ご飯を食べながら吉本新喜劇を見るという関西文化人らしい生活を送っている。羨ましくなどないだろう。こんな激務のような生活は嫌だろう。僕も社会人になったらもっと楽な生活になると信じている。

 

 

そして新喜劇を見終わったら、土曜日にも関わらず研究室に向かう。そして長時間かかるような合成を仕込んだ後、課題を片づけ勉強会の準備をし、腹が空いた19時くらいには研究室を出るのだ。もう本当につらい。怒鳴られたりしないだけ精神的には楽なんだけど、研究者って並々ならぬ体力と精神力が必要で、勉強にかかる投資が地味に生活を圧迫するのがつらいなあというのが現状です。これでもまだ並みの大学院生の生活だから、化学系で院進するならそれなりに覚悟と期待を持ち合わせた状態で来てほしい。半端な覚悟で消極的な姿勢だと就活で詰むよ(^ω^)

 

 

しかし、19時過ぎに研究室を出て、20時前に繁華街に出ればこちらのものである。

研究室の先輩と、同期と、後輩と、他研究室の友達と、他大学の友達と、ありとあらゆる人脈とともに飲む酒は非常においしい。

 

 

 

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僕の大学の近くの繁華街(とは言えないくらい小さな下町だけど)にあるバーでまずはビールを煽る。

 

 

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フルーツビールも煽る。ほんと美味しい。

先輩からクラフトビールめぐりに誘われたから是非行きたい。

 

 

そして適当にパスタやピザなどをつまんだ後、22時くらいに2軒目に向かう。

 

 

 

 

 

 

クラフトビール巡りも是非したい。ただそれよりも僕は日本酒が好きだ。ちょっとの量で浮世立つあの感じは日本酒では特に味わえて楽しい。そもそもあの豊潤な香りが好きだ。

 

いつも先輩に連れられてこの地酒バーに来てしまう。先輩も一介の日本酒好きで、酒の好みも合うため、店側から与えられた僅かながら的確な情報から好みの味の銘柄を当て回し飲みして遊んでいる。

 

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ちなみにこれは青森の陸奥八仙赤ラベル特別純米無濾過生原酒。この店で一気に酔いが回りだしてこと詳細な風味の説明ができないのが惜しいのだが、とにかく美味しかった。香りが高く、味は人によってはくどいと表現するのかもしれない。でも僕は濃厚な味が好きなのだ。そういうわけで、だいたい釣られるワードは「無濾過」「生」「原酒」「山廃」である。

 

 

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夢山水浪漫 奥 純米大吟醸原酒。ほら見ろやっぱり「原酒」のワードでつられた。そしてやっぱり美味いんだ。濃厚な香りという表現でいえば陸奥八仙と同じなのに、米の臭さというか、アルコール発酵した米の風味が全然違うから味も全く異なってくる。だから日本酒は楽しいのだ。

 

 

 

そうして酔いに酔った僕らは日付が変わる頃、閉店と同時に解散し、気持ちよく帰路につく。そして翌日二日酔いからなる頭痛にさいなまれ、それが収まる頃には大体もう月曜日になっていたりするのだ。

 

 

まとめ:こんな学生になっちゃいけないぞ☆