この時に買った酒で仲の良いM1新年会で持っていくつもりだったけど、会がそのまま消失したので勝手に開けた。
吟醸香が華やかに香り立ち、コクがあって後味にあまり日本酒らしいキレが少ない日本酒が好きな僕の物差しで判断します。辛口淡麗派は評価が低いほうが合うのかもしれない。
前回以前のお酒はこんな感じ。
日本酒ポルノNo.1~初霞 純米吟醸無濾過生原酒~ - 修士課程のメモ帳
日本酒ポルノNo.2~千代緑 R-5 純米吟醸~ - 修士課程のメモ帳
色:淡黄色
匂い:★☆☆☆☆
あまり吟醸香らしい匂いがしない。匂いそのものもほぼ立たない。少なくとも人肌程度で香りが増して口内に匂いが爆発するなんてことはなかった。
味:★★☆☆☆
最初甘みがきてその後苦みがくる感じ。あまり渋みはない。簡単に書いているけど実際はずっと複雑な味で、表現手段に困るというのが正しい。後味も日本酒らしいキレというか辛みがそんなに強くない。でもなんか判然としない味。
ごちゃごちゃ書いたけど端的に言えば考えさせられるけど飲みやすい、そんな味です。
常温で飲んだので冷とか燗とかなら美味しく飲めるかもしれないし飲めないかもしれない。新年会に持っていかなくて良かった。
今回は評価低めだったけど、決して淡麗辛口の日本酒ではないことはここに記しておきます。
1月16日追記
冷蔵庫で冷やしたのを飲んでみることにしたら全然匂いが、味が違う。
鼻に近づければほのかに香る吟醸香。でも果実の甘い匂いってわけではなく、日本酒独特の匂い。
味は口当たりが水のように軽やかで、体温に触れて斜に構えた表現しにくい味がひろがる。甘くもないし、若干苦いと渋いに近いような、でもそんなに主張してくる味ではない。日本酒独特のキレがないからかもしれない。そしてやっぱり最後は苦みのような味で締めくくられる。
上記を踏まえると、
匂い:★★☆☆☆
味:★★☆☆☆
ってとこかなぁ。やっぱり独特な味わいで僕には評価が難しかった一本だと思う。面白いと思うので是非手に取り口に含んでみてください。