修士課程のメモ帳

研究職と開発職の隙間に落っこちた新卒のお話

就職活動を終えて〜解禁前の準備から振り返ってみた〜

理系技術職志望の学生の就活の記録です。

 

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解禁後は一応月毎にまとめてエントリにしてますが、今回はインターンやスーツ購入の解禁前から内々定を得て就活終了までの一連の流れをまとめました。

 

 

2016年6月

まず研究室に配属されて1ヶ月も経過してない頃です。なんなら研究室の先輩らもまだ内々定を貰っていない状況でインターン向けの就活サイト(リクナビマイナビ)に登録しました。登録は大学支給のアドレスで行いました。企業に開示した覚えがなくてもここからアドレスが渡って先方から連絡が来たりするので、オフィシャルに使えるものにしましょう。

 

またサイトに登録したとはいえ、実際にはとりあえず気になる大手企業をリストに入れただけ。インターン受付があればめんどくさいES等がなければ参加してみる、くらいの姿勢でした。

今はこの時面倒でも自己PRや研究概要、学生時代に学んだことあたりを整理しとけば良かったと後悔してます。結局3月にやらなきゃいけないし、その時期って理系は学会と被るし。企業がそれらを通して何を見たいのかが初めのうちはよく分からないまま書いてしまう(僕は最後までよく分からなかった←)ので、解禁後の書類落ちを少しでも予防したければウケの良いESをこの時期にある程度完成させておくべきでしょう。

 

 

 

2016年9月

1日インターンに参加しました。学歴フィルター以外の選考がなかったから非常に無意味に等しいインターンでした。中堅以上の中長期だと3月頭くらいには内々定が出るみたいです。また、3月の1日インターンではその企業は推薦でしか事実上採用しないということを聞けたので、自分の足で情報を取りに行く意味では参加する価値はあると言えます。

 

また、このインターンに合わせてスーツを買いに行きました。あんまり正確には覚えてないですが、2パンツスーツ30,000円、鞄9,000円、白シャツ2着8,000円くらいだったかな。50,000円近く飛んでった気がします。

この時点で就活用スーツ1着と白シャツ2着、ネクタイ1本、革靴1足、鞄1つという布陣です。

 

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その企業には開催直前に私服で来いって言われました(ボクノゴマンヲカエセ)。私服(オフィスカジュアル)です。決してTシャツジーパンサンダルで参加しないように。

 

 

 

2017年1月

またしても1日インターンに参加。この企業の場合、インターン参加者には早期選考の案内が来ます。このメリットは書類選考落ちがなかったこと。1日インターンでもこのようなメリットはあるので参加は全くの無意味とは言えません。ただし、インターン希望で企業に情報開示しただけのとこも早期選考案内はあったので実際のところはねぇ…。

 

 

 

2017年2月

親にコートと白シャツとネクタイと革靴買ってもらえました\(^o^)/

個人的なことですが親に何かを買ってもらえたの、一人暮らしを始める際の家具家電等を除けば確か高校生ぶりです(!?)

就活解禁を前にコート1着、スーツ1着、白シャツ3着、ネクタイ2本、革靴2足、鞄1個と万全な布陣になりました。週3で就活するには十分です。強いていえばスーツもう1着あっても良かったかもしれませんが、普通に1着で乗り切れました。

 

 

 

2017年3月

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いよいよ説明会解禁です。1日インターンでも主に説明会がメインでしたが、説明会そのものはどこも3月1日まで行われませんでした。むしろ3月1日にリクナビマイナビがオープンすると同時に全企業が一斉に説明会予約開始するのかと思いきやそうでもなく、むしろ3月1日に説明会入れることなかったような…。

あと、僕は化学系企業への就職を希望していたこともあり、日本化学会関東支部主催の化学系学生のための合同企業説明会に参加しました。人生初東京です!

 

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ぶっちゃけ大学でも会期被りで合説やってたんですけど、そっち参加した方が得だったなと思ってます。企業が大学の日程に合わせて合説や個別説明会を開いてくれるということは、それだけそこの学生を雇いたいと考えている証拠です。それを見抜けず東京旅行してた僕はほんとアホや…。

 

また、大学宛の求人情報(学校推薦)も一斉に開示されました。第二志望群の企業から求人が来ており推薦応募することも検討しましたが、第一志望の企業が推薦応募以外受け付けない姿勢だったこともあり推薦応募は保留にしました。なお第一志望には無事落ちた模様。

 

 結局3月も末にならないと面接が始まらず、初め1ヶ月間はひたすら企業の個別説明会に参加する日々でした。なんなら学会の発表前日に呑気に説明会2件も入れてました(白目)

ちなみに、説明会に参加しないと選考ルートにすら乗せてもらえない企業は結構あります。面倒でも行きましょう。研究開発職志望なら尚更枠の埋まりは早いので、3月中から応募していきましょう。

 

 

2017年4月

 

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3月が説明会ラッシュなら4月は面接ラッシュでした。そしてぼこぼこに落とされぼこぼこに凹まされるメンタル…。この時期が一番辛かったです。

 

4月の面接はそれはそれは大事で、ここでトントンと二次、最終へ駒を進められないとゴールデンウィーク開けてからの就活の予定がほぼ皆無になってしまい、最終結果が悲惨なものになりかねません。僕は運良くそこそこの企業を一本釣りしました(された?)が、そんな幸運当たり前のように落ちていると思えませんので、頑張ってアピールしてください。

また、4月の面接は企業側もまだまだ採用締め切りまで余裕があり、人事の方も突飛な学生でないとなかなか採用しない印象がありました。すなわち、面接で学生側が本領を発揮して受かったかもしれないという手応えを感じてもお祈りメールが届くということです。横並びでずば抜けてないと次回選考の案内が来ないので頑張ってください。

 

ところで、第一志望だった企業は4月中に祈られて推薦のカードが復活したのですが、第二志望群の某企業を推薦応募するか迷いました。結局最終面接前後に推薦書の提出を求められるところが多いため、逆にそれを交渉カードとして使えるなら使おうと思い取っておいたら、同業界でそこより若干ランクが低い企業に推薦書を提出することになりました。

 

 

 

2017年5月

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ゴールデンウィークが明けてからの予定がすっからかんに近かったので、4月中に入れられる説明会は詰め込みにかかりましょう。

 

5月も下旬になると徐々に採用側の焦りと学生側の達観により、これまでの立場関係が逆転したように思えました。企業は6月1日の選考解禁までに優秀な人材を確保しておきたいと思い、学生は6月1日が本来の選考解禁日なんじゃとお祈りメールに折られる心がなくなったかのような太い精神力を身に付けます。僕は完全にそれでした。

加えて、4月5月で散々面接を繰り返してきたので、自己PRや研究概要などは噛まず話せるようになっており、いざ面接前日に行うことといえばみんしゅうで質問事項を確認したり、志望動機を暗記し深化させたりといったことばかりでした。

 

 

結局僕は人物重視の面接を行ってくれた某東証一部上場メーカーからとんとん拍子で内々定までこぎ着けられたので、無事就活を終了したといった具合です。

 

 

 

総括として、

1)インターンは行きたい企業は1日開催でも参加し、滑り止めにしたい企業で中長期行っている所は積極的に参加する。

2)大学の合説を大切にしよう。切れるカードは思い切って切った方が吉。

3)興味ない企業もとりあえず面接まで受けましょう。場数大事。

4)お金は計画的に。

 

 

長文になりましたが、ここまで読んでいただいて有難うございました。今後の就活生の一助になれば幸いです。