修士課程のメモ帳

研究職と開発職の隙間に落っこちた新卒のお話

某学会に参加した後の反省文。

去年の4月に新たな大学院に進学し、5月に配属され、12月に研究テーマ変更を言い渡されて早10ヶ月。この間に前のテーマで学会発表を行い、就活をし、残りの時間はほぼ研究に捧げてきました。

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10ヶ月の内本当に研究に打ち込めた時間って9ヶ月分は割ってると思うんだよな。

 

 

何はともあれ、この10か月で若干の成果を挙げたため今月某学会でポスター発表してきました。以下がTwitterに遺されていた悲鳴の数々です。

 

 

 

 

削ったつもりだったけどそれでもすげえ数だった…。

 

 

 

 

総括すると、1)学会前やらなあかんこと多すぎ(重圧で)潰れそう!!2)学会前やらなあかんこと多すぎ(物理量で)潰れそう!!3)圧死したンゴ…って感じです。

 

結局頑張っても報われなかったし、報われなさが大学受験失敗を思い出させるなあといった感想です。イチローは「結果にならない努力は努力じゃない」みたいなこと言ってた気がします!厳しい!!

 

気付けば僕ももう学部から二年半テーマを変えながら研究しているわけですが、未だに研究が何たるか、如何に進めるかというものが正直分かりません。言われたとおりに実験をするだけならそこまで悩まないのですが、どこに技術的学術的難点があって、どのようにすればその難点が解決可能か、ということを自ら設定できずにいます。これは研究者として致命的な欠陥じゃないかなと思ってます。特に課題を克服するプロセスを自ら提示できないのは仕事にならないのでは?と思います。

 

この『課題を克服するプロセスを自力で構築できない』理由は、僕の場合知識不足なのかなと推察しています。

新しい物質の構造を設計したとして、どんな反応を組み合わせてその物質を合成するのか。実験結果に対する考察や推察、予想を立てたとして、それを立証するために次の実験はどうしたらいいか。

知識がないから課題を克服する武器がない。そんな感じかなと。数学でも物理でも公式覚えていないと解けない問題って多々あるじゃないですか。それがより専門的でニッチな領域で起こっているんじゃないかなと。

 

じゃあその知識不足を補うためには何をしなきゃいけないのかというと、研究者としては本を読む、論文を読む、人と話をするといったことに収束していきますね。他の分野の人にとっても、本を読む、新聞を読む、雑誌を読む、人と話をするということになると思います。

 

 

研究向いてないなと学会に参加するたびに思わされるのですが、詰まるところ努力不足(勉強不足)なだけなのかなとも思えてきました。

またいずれ反省文はアップデートします。