この三連休で最低気温が10℃落ちて、急激に冷え込むようになりましたね。皆様いかがお過ごしですか?僕はフリースを引っ張り出しこたつ布団を用意し、さらには風邪を引いたていでこのエントリを書いてます(ぉぃ
秋が急に訪れてきましたが、その秋も近年は遅く短いものであっという間に冬がやってきてしまいます。なんなら冬のイベントは秋の真っ只中くらいから始まります。
そう、イルミネーションですね。
えっ!?早くない?って思ったあなた、参考程度に去年の11月最終週の土日の写真です。
おかしい。
紅葉していない渡月橋はおかしい。こんな青い渡月橋は期待していない!
ちなみに関西ではこの週と翌週が紅葉のピークでしたが、翌週はすでに12月!
すでに神戸ではルミナリエの点灯式が行われる頃、モミジきれいだねー、イチョウきれいだねーなんて会話をしていたのです。それくらい、秋の到来は遅く冬のイベントはやってくるものです。なので今回は少し早いですが一眼レフやミラーレスカメラでイルミネーションを上手に撮影する方法を筆者の経験から趣向も併せて紹介してみようと思います。
1.開放F値の小さいレンズで挑む
イルミネーションは夜に点灯するため日中に比べ圧倒的に光量が足りません。つまりブレます。ブレていない写真を撮るためにはどうするか、方法はいくつかありますが僕の一番好きな方法は開放F値の小さいレンズで撮影に挑むことです。
いきなり専門用語を使いましたが、レンズごとに○○mmと何の長さかよくわからない表記の後にF○○という表記があります。このF○○の数字が小さいものが開放F値の小さいレンズとなります。じゃあこの開放F値は何を表しているのかというと、簡単に言えば光を取り込む能力とぼかす能力です。暗い場所なのでたくさんの光を取り込めるレンズのほうがイルミネーション撮影には有利ということですね!結果としてブレていない写真を撮ることができるようになります。
綺麗なんだけど酔いそうな写真…実はよく見るとブレてます。
また後述しますが、玉ボケを作るときも開放F値が小さいほうが作りやすいです。
2.広角よりのレンズのほうがいいかも
イルミネーションは夜に点灯するため日中に比べ圧倒的に光量が足りません。つまりブレます。ブレていない写真を撮るためにはどうするか、方法はいくつかありますが基本的に同じF値なら望遠よりも広角の方がブレにくいようです。
僕はぶれない…ッ!!
そうはいっても望遠にすると圧縮効果ができ、例えばルミナリエではそれがいいほうに働くことも多いので一概に「広角以外で撮るな!」とは言えません。手振れ補正がついていれば安心ですね。
3.シャッタースピードが1/(焦点距離)を大きく下回るならISO感度を上げよう
イルミネーションは夜に点灯するため日中に比べ圧倒的に光量が足りません。つまりブレます。ブレていない写真を撮るためにはどうする(略
僕的には最終手段ですが、ISO感度を上げるのも一つの手段として挙げられます。
ISO感度とはいわばセンサーが受光する感度のことで、デジタルではこの感度を無理やり無茶苦茶なレベルにまで引き上げることができます。年初に発表されたNikonのD5なんかは幽霊も映るレベルまで最高ISOが向上したとかなんとか。
ISO 3,280,000ってなんだよ。値段のほうが値小さいやんけ。
ISOを上げてやればシャッタースピードを速くできるため、ボケも光跡も光量豊富な日中に撮れるような、ボケボケで被写体の動きがきっちり止まった写真を撮ることができるようになります。
しかしISO感度を変えて受光感度を無理矢理上げることはすなわち、人間の非可視光域の光に対する感度も上げてしまうからかは分かりませんが、ノイズがめっちゃ出ます。要は撮った写真がザラザラして汚い感じになります。だから最終手段なのです。
4.ただしシャッタースピードは1/50より低速がおすすめ
ISO感度を最低限にあげて、絞りもできる限り開けて、シャッタースピードも十分に稼げるくらいになったならシャッターを押してみましょう。
ピピッ、、カシャッ。
(´・ω・`)
初心者のイルミネーション撮影あるあるですね。
発電所から送られてくる電気は交流電流で、、、と小難しい話はおいておきますが、西日本では1/60秒に2回、東日本では1/50秒に2回、電流が0の瞬間がやってきます。どんな瞬間やねんって思うかもしれませんが、要は写真のタイミングがそれです。電流が流れていないタイミングでシャッターを切ってしまうと電球には電気が来ていないので光らず、結果として暗く映っちゃうんですね。
なので手ぶれ対策としてシャッタースピードは速いほうがいいよとは言いましたが、交流電源の周波数のことを考えると1/50秒くらいにしておくのが無難といえます。もしも望遠レンズで構図を狙う場合はおとなしく三脚を使いましょう。
5.玉ボケを積極的につくる
これはある意味完全に筆者の趣向かもしれません。
ほぼ同じ構図、同じ露出時間ですが、あえてピントを外して玉ボケを狙いに行ったほうがただのピンボケの写真のはずなのにどこか想像力を働かせるような写真になっている気がしませんか?この画像にはないので例としては相応しくないですが、ボケててよく見えないものはいったい何だろうと見る側の想像力を刺激するような写真が僕は好きです。まぁこれはちょっとやりすぎだけど
そういうのがなくても若干ピントが外れたものの不思議な光沢のような写り方が好きですね。上の画像で言うと右下のガードレールなんかがそれ。この辺は完全に個人の好みなので一意見として本当に軽く聞き逃してもらえれば。
夢の中の世界みたいな気分に浸れるからボケ写真のほうが好きかなぁ。
6.彼女(彼氏)と一緒に行こう
だってさー、ほら、例えば夜の街中にカメラぶら下げたメガネの男が一人いたとするじゃん?気持ち悪くない?
逆に例えば夜の街中でメガネの男が立派なカメラで嬉々とした表情の女の子を撮っているとするじゃん?「あ、彼女さんと仲良くしとるんやな」ってなるくない?
ということで今年もイルミネーション撮りに行きたいので頑張って彼女作ります、はい。