修士課程のメモ帳

研究職と開発職の隙間に落っこちた新卒のお話

Estrella RSのシートの張り替え。

シートをヤフオクで落とそうと思ったら予算(約6,000円)を超えてばかりだったので、その後のやり取りとか送料とか面倒に思えてきたので自力で行うこととしました。まさにDo It Yourself(DIY)!DIYシリーズでカテゴリ用意しよかな笑

 

参考にしたサイトです。

エストレヤRS用 張り替えシート皮 <スタンダード>

 

 

ということで今回の準備物です。

 

 

 

あとは車載工具の10 mmのスパナとラジオペンチ、マイナスドライバー、ハサミ(カッター)があれば十分です。では始めましょう。

 

 

まずはシートを取り外します。 

 

f:id:chemneko:20180311133712j:plain

 

ここ2年、カバーもかけず屋外放置に近かったから錆が…。とはいえ製造から17年、4.5万キロを走ってきたベテランですから、人でいう皺みたいなもんでしょう←

 

続いてベルトとシートの固定金具を外します。とはいえ金具の方は外さなくて良かった。ベルトは外さないと作業できないので必ず外しておきましょう。10 mmのボルトで留まっているので車載のスパナで外していきます。

 

f:id:chemneko:20180311133755j:plain

 

ベルト外し終わった。

 

シートを固定しているでかいホチキスを外していきます。シート革とスポンジのウレタンとはこのホチキスでしか留まってないので、これを外したらシート革の張替えに移れます。

 

f:id:chemneko:20180311133906j:plain

 

f:id:chemneko:20180311133941j:plain

 

 マイナスドライバーとペンチはホチキスを外すために使います。他に良い方法があればこれらは要りません。ただ一番頭使わないで用意できて作業できる組み合わせだとは思ってます。

 

ということで全部ホチキスを外せました。

 

f:id:chemneko:20180311134043j:plain

 

 

左:剥がしたシート。ベルト跡の下に横に大きな破れがあります。

右:シートベースとウレタン。破れていてもいなくてもだいたい雨水吸ってますので(あんまり良くないけど)天日干しします。ウレタンは紫外光に弱いので日光に当てないほうがいいです。本当はタオルを押し当てて水を吸い出すのがいいと思います。

 

 

 

 

ということで夜になったので作業再開。

 

 

まずはシート革の前後を確認しましょう。おれはこれを見誤りました。

 

 

f:id:chemneko:20180312003855j:plain

 

こっちが前。シート革のメーカーによって縫い目がどこついてるか知らないので、幅広で折り代が短いほうが前。

 

 

f:id:chemneko:20180312003923j:plain

 

横幅が狭く折り代が長い方が後ろ(タンデム側)。

 

見誤ったので革の後部をシートベース前部に打ち込んでるの図。

 

f:id:chemneko:20180312003824j:plain

 

 

さて作業の大まかな流れとしては、

  • シート前部の仮留め
  • シート後部の仮留め
  • シート側部の仮留め
  • シート後部の本留め
  • シート前部の本留め
  • 全体の調整
  • シート側部の本留め

といった具合になります。

 

 

 

まずはシート前部の仮留めですが、仮留め前にシートを被せます。

 f:id:chemneko:20180312003957j:plain

 

被せるとわかるんですけど、前後方向は被せるだけでそれなりに張ります。左右方向はゆるゆるで(というか半分浮くくらいのイメージ)、これを必死に被せていく流れで進めていきます。

 

シート革の前部後部の中心を合わせて仮留めします。

 

f:id:chemneko:20180312003753j:plain

 

中心付近に2~4点くらい打てばいいと思います。

 

 

続いて左右の仮留めに至るまで。前部後部の仮留めが完了しているので、大きくどちらか一方に革が偏ることはないはずです。頑張って詰めていきましょう。非力な僕は何回か仮留めしては外し、詰めて留めては外しを繰り返してそれなりに張るまでもっていきました。

 

f:id:chemneko:20180312002827j:plain

f:id:chemneko:20180312002854j:plain

 

初めは最も薄い部分で3 cmを超えていたのが

 

f:id:chemneko:20180312003229j:plain

f:id:chemneko:20180312003158j:plain

 

2.5 cmを割るようになり、最終的には2 cm割るくらいまで詰めた気がします(既に覚えていない)。ただ、それでも終わってから確認したら張りが緩かったので、1.5 cmは割るくらいまで詰めるべきだったのかもしれません。

 

f:id:chemneko:20180312002755j:plain

 

留めては外しで詰めた痕跡。

 

f:id:chemneko:20180312003129j:plain

 

f:id:chemneko:20180312003024j:plain

 

f:id:chemneko:20180312003301j:plain

 

仮留めが終わった時点でこんな感じ。見た目でもまだ少し緩いくらいで、指先でも若干つまめるくらいでした。

 

 

続いてシート後部の本留めと前部の本留めです。

 

f:id:chemneko:20180312002623j:plain

 

シート後部の本留め

シート全部の切り込み

 

f:id:chemneko:20180312002654j:plain

 

シート前部は縫い目から避けそうなくらいパツパツだったので逃がしとして切り込みを入れました。効果があったかは知らない。

 

 シートの前後は仮留め段階でそれなりに張ってあるので割とすぐに終わりました。問題は横方向です。仮留めの時と同様に外しては詰め、外しては詰め、爪を痛めるまで頑張りました。

 

 

仮留め時点でまだ出っ張りが見えていたのが、

f:id:chemneko:20180312002449j:plain

 

最終的には覆い被さるくらいまで引っ張った。なおまだ緩かった模様。 

 

f:id:chemneko:20180312003333j:plain

 

 

ということで詰め終わったらタッカーで周りをバシバシ打ち込んでいきます。それが終わったら余った革を切ってシートに取り付けて終わり!

 

 

f:id:chemneko:20180312003402j:plain

f:id:chemneko:20180312003435j:plain

f:id:chemneko:20180312003503j:plain

f:id:chemneko:20180312003539j:plain

 

 

ということで、完成品はこのようになりました。

 

f:id:chemneko:20180312003645j:plain

 

一見するとまあまあ綺麗な仕上がりに見えるんですけどね、もう厳しいだろと終わった時点でもまだ座面に革が残ってたんですよねー…。

 

やり直す気力がないので取り付けます。

 

f:id:chemneko:20180312003718j:plain

 

 ということで、DIY(どーなっても いいから やってみた)シリーズ第一弾のEstrella RSのシートの自力張り替えでした。