修士課程のメモ帳

研究職と開発職の隙間に落っこちた新卒のお話

ドイツ出張になった①(入国編)。

ご無沙汰しています、ねこぜです。

 

更新しない間にしんどくない範囲ですが色々あり、ドイツに半年間出張になりました。これを書いている今はもうドイツのアパートにいます。

今日は日曜日でスーパーも雑貨屋も基本的には休みで新生活準備のための買い出しが出来ないし(そもそもハイリスクエリアからの入国なので隔離期間中)、会社が契約したWiFiは500MB/日のプランなのでYouTubeTwitterも満足に出来ないので久しぶりにブログに時間を費やしてる次第です。まじでめっちゃ暇。

 

今回人生初めてのしかもコロナ禍での渡航だったので、その時の思い出とか今後の備忘録的なものとか残せればと思います。

 

 

 

①荷造り

会社からの事前情報(福利厚生?)で支度費が¥20k、ダンボール3箱まで会社持ちとのこと。僕がドイツ デュッセルドルフに滞在する期間は9月中旬〜3月中旬なので、コートやダウンやニットといった厚手の服が必要で、逆に半袖シャツとかは準備不要でした。別送品はだいたい入国して住民登録して1週間程度で届くとの経験談があったので、入国後必要そうな服とスーツ1セットと革靴はスーツケースに、すぐは使わなさそうな服や靴や他のスーツ類なんかはダンボールに入れました。

またカトラリーがある程度は揃ってるとのことだったので皿やコップは置いていくことに。ただし栓抜きとかコルク抜きなんかは現地にあるか分からなかったのでスーツケースに入れました。爪切りも長期出張なら使うかなと思って持参してます。箸も持っていきましたが、前任者が置いてったと思われる箸がありました。

あと電子機器類(特にノートPC、カメラ)などは機内持ち込み手荷物のスーツケースに入れておくのが良いです。リチウムイオン電池は機内持ち込み手荷物でしか持ち込めず、別送品もNGです。そもそも預入とか別送品とかで扱うには故障リスクが大き過ぎます。他には暇潰し用の本やゲームもいくつか入れておくと良いかと思います。

 

 

あとあったら良かったもの、持っていかずに後悔したものとしては、

 

・ウェットティッシュ含めティッシュ

・スリッパ(サンダル)

・100均の便座カバー

 

ドイツのティッシュ、トイレットペーパーもですが、4枚重ね1組みたいな厚折りなので鼻かむともれなく痛いです。クリネックスが辛うじて4枚重ねでも柔らかいですが、それでも鼻かむ時は半分にしてます。ウェットティッシュはとりあえずあれば便利だしスーツケースに入れとけば良いと思います。

 

スリッパ(サンダル)は地域に寄るかもしれませんが、ドイツの僕が住むアパートはシャワールームしかなく、しかもそこまで土足なのでシャワーを浴びた後にすぐ靴を履く必要があります。個人的にはそれが凄くストレスだったのでスリッパやクロックスみたいなサンダルの類は必須だと感じました。

 

便座カバーは言わずもがな、温かい便座がないためです。僕の住んでるアパートのトイレのイメージは大学生の一人暮らしのユニットバス、もしくは安いビジネスホテルです。

 

なので先述のスリッパの代用としてバスマット(タオル)もありですが、室内での機動性を考えるとスリッパ等の方が気楽に動きやすいと思います。ビジホの基本スリッパで室内移動しますしね(僕だけ??)

 

 

逆に持ってくのが不要なものはドライヤー、ヘアアイロン類(海外対応品を除く)。消費電力1200Wのものは変圧器必要ですが、だいたい変圧器を持っていかない(変換器と勘違いして持っていく)ので、現地で使うとスイッチ入れて3秒で赤熱して焦げ臭いにおいを放ちます。僕はiHouse allの変換器に2000Wって書いてるのを信じて購入してやらかしました←

 

 

そもそも論かもしれませんが、国内海外問わず出張用に海外対応のドライヤーは買ってもいいかもしれません。長期なら現地調達でいいかもしれません。€30~€40くらいで買えるらしいです、知らんけど。

 

 

 

食品類ですが世界的な取り決め+渡航先での輸入制限があるようで、肉類(肉エキス含むもの)や卵製品、乳製品は持っていけず、また量としても個人で2~3週間で消費できる量でないといけないそうです。

なので何が欲しくなるかは分かりませんが、

 

・レンチンごはん20食分

・インスタント味噌汁20食分強

・ふりかけ

 

ダンボールに詰めました。あとは現地次第ですが、醤油、だしの素、みりん、料理酒、塩コショウ、麺つゆ、味付け海苔なんかは持って行けるか確認した上で梱包した方が良いかもしれません。肉類がダメなのでカップ麺やレトルトカレーなんかは残念ながら持っていけないです。この辺は本当に渡航先に寄って更に制限が厳しくなる可能性があるので要注意です。不要な罰金や関税が発生する場合があるようです。

 

僕の荷物構成の紹介です。

機内持ち込み用(スーツケース)

ノートPC、デジタル一眼レフ、レンズ、シェーバー、ポケットWiFi、財布、パスポート、書類ファイル、小型バッグ

 

預入荷物(スーツケース)

着替え(3,4日分)、タオル(数日分)、スーツ1セット、革靴、歯ブラシ、デオドラント(ロールオンタイプ)、常備薬、コンタクト、目薬、爪切り、栓抜き、箸、スリッパ、財布、本等

 

別送品(段ボール)

1ヶ月先まで使わなさそうな衣類、靴、スーツ、食料品、本

 

 

②国内にいる内にしておくべきこと

・散髪

・外貨両替(銀行で¥100k〜200kくらいしておいたらいいと思いますが、前任者がいるならその人に依頼するのもあり)

・国際免許証取得

・証明写真撮影

・必要なら歯科検診

渡航先のデータ通信回線の契約

・その他入国審査に必要な書類作成と印刷

日本食(ラーメン寿司その他)

・恋人、家族との思い出作り

 

データ通信の契約は会社が本当に頭が悪く、500MB/日のポケットWiFiしか契約出来なかったのでプライベートはおろか、ロックダウン時の在宅勤務どうすんだろって感じです。そもそも出張に来て在宅でする仕事なんてほぼ無いんですが(白目)

 

他にEU圏への渡航&金銭的に余裕があり普段使用するスマホがデュアルSiM対応ならeSIMの契約をオススメします。ポケットWiFiは1ヶ国でしか使えないことが多く、EU圏だと国外に出る機会も多いと思うので。

僕は今回Storkmobileの3GB/30daysを契約しました。¥20kくらいで安価で連絡するためのバックアップとして有効です。

 

 

 

③空港着〜take offまでの流れ

当日は暖かく緩めの服を着ていきましょう。機内で如何に休めるかが重要です。

空港に着いたらまずはチェックイン。Webチェックインなんかも出来ます。Webチェックインの場合は航空会社からQRコードがメールで送られてきますので、それをカウンターで提示することになります。

チェックイン出来たら預入荷物(Drop off baggage)の手続きです。このときパスポートとeチケットの控えが必要になります。

その後は保安検査、税関を通過して搭乗口に向かいます。国内線に比べて税関が追加されただけで、しかもここでは特に確認されることもないのであっさり通過することになります。

あとは飛行機乗り込んで機内食食べて寝てたら着きます。エールフランスは美味しかったですが、深夜1時過ぎに夜ご飯が出てきて胃が受け付けようとせずお腹が痛くなりそうでした。朝食も現地時間3時(日本時間10時)に出てきたので無理せず食べれる分だけ食べましょう。

エコノミー症候群には気を付けたいですね。離陸して直ぐにスニーカーがキツくなりました。時折足を揉んだりトイレに行って立ったり歩いたりすると良いそうです。

 

 

 

④Landing〜空港を出るまで

僕は空気をそこまで入れなかった張りのないネックピローのおかげで座りっぱなしにも関わらず肩こり頭痛とは無縁でフライトを終えられました。アイマスク、耳栓は使う機会が無かったです。

 

さて降機後からが本番です。渡航先やトランジットに寄っても難易度が変わるのでここからの話は参考程度になるかと思います。今回この話はシャルル・ド・ゴール空港でトランジット、EU国内線でデュッセルドルフ空港への路線になります。

 

飛行機を降りたらまずはトランジットの搭乗口を目指して歩きます。今回はパリでEU圏入国、国内線でデュッセルドルフに行くので、パリで税関があり入国審査(イミグレ)がありました。

税関での対応の正解は分かりませんが、とりあえずPCとカメラは出しました。英語での受け答えもありましたが、

 

税関:What's this?

ねこぜ:Camera.

税関:(次行けの合図)

 

で終わりました。食品関係が機内持ち込み荷物になかったからあっさりパス出来たのかもしれません。

ジャケット脱いで金属探知されて問題なければ次に進みます。

 

次にまた歩かされて入国審査。ここでパスポートとチケットの提示を求められます。今回コロナ禍で日本がハイリスク地域に認定されたこともあり、陰性証明書またはワクチン証明書がないと入国できず、なおかつ喫緊の事情だということを示さなければならず、現地法人に依頼して雇用証明書、居住証明書、絶対必要な出張宣言書(Declaration of absolutely necessary〜)を準備してもらい、雇用visaを現在申請中で、出張目的がどうで、どれくらいの期間を予定していて…って話が来ても良いように話す内容をGoogle翻訳で2回変換して自分の英語が伝わりそうか事前に確認してました。

 

 

マスク下げてパスポートチェックされて終わりました←

 

何も聞かれずパスポート返されて、むしろこっちから、Next?って聞き返してしまいました。

 

本当に準備が徒労に終わって良かったです。

 

 

 

あとは国内線扱いなのでデュッセルドルフ行きの搭乗口で待つだけ。AM5時過ぎでした。次の飛行機はAM10時過ぎなのでそこまでずっとポケモンGOしてました。クレッフィ捕まえられて良かったです。