修士課程のメモ帳

研究職と開発職の隙間に落っこちた新卒のお話

10月某日の深夜の取り留めもない独り言日記。

実家のねこが亡くなるのを見届けてから早4ヶ月が経った。

 

在宅勤務中に思い出して泣いてしまうことはもうなくなったどころか、思い出す必要のない日常生活の中では思い出すことは滅多になくなった。亡くなってすぐの時は見届けに行ったことに対して、ねこの残した残り僅かな寿命を縮めてしまったかもしれないとあれほど悔やんでいたくらいなのに。

勿論iPhoneに入れてる写真を見れば冷たく固くなりゆく身体や毛並みの手触りや匂いは思い出せるし、元気な時の訴えかけるような鳴き声だって頭の中に染み付いている。

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ただふとした瞬間、本当に脈絡もなく瞬間的に風前の灯火を灯らせた姿がフラッシュバックする時はある。

昨晩からずっと偏頭痛を抱えていた僕は酷く肩を凝らせながら測定していたんだけど、凝った肩をほぐす為に大きくゆっくり首を回したその動作が、亡くなる前日や2日前に見た痙攣を起こして全身を強ばらせながら首から横転するように倒れ込むねこの姿が自分に映った。

 

 

急に思い出さされて改めて悲しくなって、亡くなった子以外にも僕より早く生涯を終える子がいるのに盆に会ったきりで。仕事もプライベートも転機になりそうな時期で慌ただしいけど、何処かで時間を見つけて突然お別れの準備をバタバタと始めることのないように、後悔ない少年期を終えたいなと思う。

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