修士課程のメモ帳

研究職と開発職の隙間に落っこちた新卒のお話

そうだフィンランド、行こう②。

続きです。

masterlife.hatenablog.com

 

 

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街灯が雪に拡散と反射して光が滲んでるの凄く綺麗だった。玉ボケとはまた違う幻想的な雰囲気で、提灯の光がもやっと光っているような優しい灯りだった。この景色を見れただけでフィンランド要素に触れてないのに好きになりそうだった。

 

 

 

当初は当日中にロヴァニエミまで行く便を抑えたかったものの予約が取れず、仕方が無いのでヘルシンキで1泊して翌昼にロヴァニエミまで飛ぶことにしました。ホテルはScandic Avia Congressにしましたが、安くて綺麗でいいホテルでした。シャワーの水量も湯温もドイツのアパートと比にならないくらい安定してて快適でした。空港からのタクシーのおっちゃんも、フロントのおばちゃんも愛想は微妙ながらも人から騙し取ろうって気配を感じず、安心して任せられたし気持ちよくお金払えて良かったです。

 

 

翌朝、ホテルの朝食バイキングでクロワッサンがサクッふわっなことに衝撃を受けた。

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ホテルから出てる無料バスに乗り込みヘルシンキ空港へ、その後ロヴァニエミ空港への飛行機に乗り込みます。ヘルシンキ空港は日本語の案内もあるので非常に優しい。写真は暗いですがしっかり朝です。

 

緯度が高いから日の出が遅くなるのでしゃあない。

 

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北極圏のロヴァニエミに到着。北極圏(北緯66.33°)なので日の出が午前11時、日の入りが午後1時という凄い街です。空港に着いて預入手荷物をピックアップしてたら外はもう夜でした。

 

海外旅行でロストバゲージって本当にあるんですね。FINNAIRのスタッフにロストバゲージしたことを話して諸々の登録をしました。ロストバゲージしたらとりあえず係員にロストバゲージしたんだけどって話をする、これだけで後の行動は係員が対応してくれるのは勉強になりました。

 

空港でロストバゲージの申請が終わったらタクシーに乗ってロヴァニエミのホテルにチェックインして荷物を一旦置いて、明日以降着る服を買いに行きました。ロヴァニエミはH&Mがあったので一通り安く買い揃えられたみたいなので良かったです。

 

 

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雪国。


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午後4時すぎですが真っ暗。気温も-14℃ですが、ダウン重ね着の効果もあってか全然寒くない。むしろ日本の方が寒いくらいじゃないかって感じ。

 

昼前後の便でロヴァニエミに着いてロストバゲージやら買い物やらで昼食を取り損ねていたので、少し早い夜ご飯にしようという話になりましたが、ロヴァニエミの飲食店はハイシーズンだからかどこも完全予約制と言っても過言ではないくらいの状態で、なかなか飛び込みで空いてるご飯屋さんが見つかりませんでした。次行く機会があれば日程しっかり組んで予約しておきたいと思いました。

 

ご飯屋さん探しながら今日酒飲むか聞いてきた酒クズ先輩がいたんですが、

「今日はオーロラツアー初日なので様子見で酒は控えておきましょうか」

と後輩2人で落ち着かせて、なんとか空いてそうな飲食店を見つけたので、何屋か分かりませんがとりあえず入ることに。


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パブの類でした。ビールしか置いてねえ。

スナックメニューすら見つからないし、周りで食ってる人もいねえ。いくらビールとはいえ昼ご飯も抜いた空きっ腹にビールはアカン。

こういう想定外なトラブルも旅行って感じで楽しいんですけどね笑  地ビール飲めたわけだし。

 

 

18時前になっていよいよ空いてる飲食店が見つからないので、仕方なしに最終日付近で予定してたマクドに行くことにしました。元々はマクドフィンランドメニュー頼もうぜって話で組んでたんですけど、まさか前日の夕方に空港でKFC行って、翌日にマクドナルドにお世話になるとは。

 

 

またオミクロン株の影響かイートインをやっておらず持ち帰りのみという状況で、仕方が無いのでホテルで食べることになりました。


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多分フィンランド特別メニュー。少なくともデュッセルドルフでは見たことないメニューでした。チリソースが結構辛かったです。

 

 

夜20時からのオーロラ観測バスツアーに参加(要事前予約)しました。防寒着等レンタルありのツアーです。積雪30cmのところを歩くこともあるので、丈の長いブーツも借りられるコースをお勧めします。

www.tripadvisor.jp

 

 

着替えてバスに乗りこみ観測ポイントまで向かいます。

バス移動の際、僕の隣が空いてたので台湾人が相席で座ってきたのですがこの台湾人がお喋りな明るいヤツで、日本から来たよって話してから彼女の話、彼女が飼ってる猫の話、台湾でここで働いてたんだーってことや2日前のオーロラツアーの報告、サンタ村でのアクティビティ等、こっちから聞いてもないのにマシンガントークを仕掛けてくる人で、30分くらいの移動だったはずなのに凄く疲れました。

挙句、

「人生初海外は台湾行こうと思ってたんだよー」

なんて話したら、

「来た時連絡取れるようにLINE交換しようよ!台湾案内するからさ!」

って流れで初対面15分なのに連絡先を交換することに。コミュ強怖い。

 

 

オーロラを鑑賞するにはツアーガイドによると3つ条件が必要で、①暗いこと②晴れていること③太陽の活動が活発なことだそうです。

1番目は街の中心だと明るいから郊外に行けということでツアーガイドが準備してくれてます。フィンランドの首都ヘルシンキだと緯度が低いのもあると思いますが、街が明るいのでオーロラのような弱い光が消されてしまうとのこと。

2番目はオーロラは雲の上、具体的には大気圏の辺りに発生する現象なので雲が出ていると見えないよという話。

3番目は太陽風に乗ってきたプラズマが大気圏で酸素や窒素上の電子を励起するので、強い太陽風が吹けば吹くほど強いオーロラが見え易くなるとのことでした。

 

初日は雲ひとつない満点の星空でしたが、太陽活動は予報ではそこまで強くないため、見えるかどうか分かんないけどごめんよ、みたいなことを言われました。

 

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オーロラ観測の結果です。ご査収下さい。撮影機材はD5300にTokina AT-X 11-20mm/F2.8で、マニュアルモード、ISO800、SS20-30sec、F2.8-4.0、三脚持ってきてなかったので雪の上に直置き(!?)、iPhone内で少し編集しました。

 

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LINE交換した台湾人が送ってくれました。こちらはiPhone11Proだそうです。

 

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ナイトモードやべえ。僕のiPhoneSE2では流石に撮れませんでした。

 

 

 

帰りのバスでガイドが、

「You are Super Lucky!!!」

って叫びかけてましたが、こんな大きなオーロラが見えるなんて思っていませんでした。モヤモヤァってオーロラが動く様子とか、オーロラがもわっと急拡大してくる様子とか、言葉にしたいけど何て例えたら良いか分からない景色を沢山見て、フィンランドに来れて良かったと思いました。

 

翌日の天気予報は曇りっぽいものの、太陽活動は結構強めとのこと。雲の切れ間を捉えられればオーロラは見られそうです。

 

 

続きます。