修士課程のメモ帳

研究職と開発職の隙間に落っこちた新卒のお話

裕福で幸せな人生を送るためのキャリア。

投資を始めてから、ドイツに来てから、これからの人生何処で暮らしていくかが大きく揺らぎ始めてる。というのも日本に対して魅力を感じなくなってきてしまったからだ。隣の芝生は青いと言ってしまえばそうなんだけど、自分が社会人になってから少子高齢化社会に対して人一倍絶望していて、未来に期待を抱けなくて閉塞感を覚えてるのに、ドイツやフィンランドならそういった事を考えずに生きてこれてて、これからも生きていけると思えてしまう。きっと無知ゆえの幸せなんでしょう。

給料は上がらないのに税金は上がっていく日本に対して、税金は上がるけど賃金も上がっていく方が裕福に暮らせると思う。残業ありきだしストレスも半端でない日本に対して、残業という概念は無いし年間休日140日以上の方がワークライフバランスが良いのは当然だと思う。窮屈な部屋で暮らし満員電車で長時間通勤するより、広い部屋に住み毎日車飛ばして通勤する方が自分には合ってる。英語だって慣れてないからで、それはドイツで折衝する業者もだいたい一緒。彼らもどれだけ英語が母国語に近かろうと、単語の変換はあるし細かなルールの違いにも対応しなきゃいけないから、英語は訓練すればなんとかなるんだろうなあって思う。中国の台湾沖縄侵攻やロシアの北方領土問題も政治家の体たらくにたった1人で腹立てなくても良い。ドイツもフィンランドも税金高いよっていわれたって無料のシュネルテストやってくれるし、日本みたいに自分が受け取ってるか分からない年寄りのための税金じゃないし、そもそもヨーロッパで払った税金って消費税くらいだけだったわ。あと女の人がデカくて良い(色々と)。

そう考えると日本に残って消耗する働き方、生き方するよりも、海外に出て失敗しながらも前進を感じながら仕事していく方が合ってるんじゃない?って思えるようになってきたし、年寄りが増えて若年層がさらに減って税制度が破綻してタダ働きにどんどん近づくより、物価上昇に合わせて給料︎︎︎︎も上がっていく方がどう考えても裕福で幸せだよなって思う。少子高齢化が進めば進むほど日本の価値は減るだろうし、円安に進んでいくんだろうなって考えたら、海外で働いて30年40年後に外貨をドカッと日本に持ちこんで物価の安い日本で暮らすのが良いよなって思えてきた。

非国民と思われたってグローバル化した世界で同じことしてきた人は何人もいるし、それが出来なくて羨ましくて妬んで僻んで難癖つけて来る人がいるのも知ってる。けどそれが出来るのに日本で将来に不安を感じながら窮屈に暮らすのも幸せじゃないよなーって思うと、裕福で幸せに暮らすためには今、そしてこれからどうしたらいいんだろうな。

今の年齢、キャリアから出来ることをもう少し考えていこう。

 

 

 

その時の気持ちはその時が1番覚えてる。

 

masterlife.hatenablog.com

 

 

そういえば先日、NRWの2G+ルール適用に際し「お昼のサンドイッチ」って記事で干支一回りくらいの自分の人生を回顧したけど、頻度は異なれどこの間ずっとブログというものに触れていた。

高校生の時にDUOブログを始めた。根暗だったので人に見てもらうって意識が低くてつまらない愚痴を書きなぐってた。au oneブログに名称が変わってからは受験勉強のストレスの捌け口のようなTwitterのような使い方をしてよく成績乗せたり発狂してた。au oneのサービス終了に伴いlivedoorブログに移管したらアクセス数全く稼げなくて人生もつまらなくなってブログを一時中断した。D5300買ってからは写真見て欲しくて、撮った時のことをまた書きたくなってはてなブログ開設した。大学院進学の時に彼女と別れて、その時多分ブログまでつけられてたからブログ閉鎖した。けど進学してから研究以外の時間はほぼ1人でやっぱり暇に感じてこのブログを開設した。そのまま社会人生活に入って忙しかったりしんどい時は全く見向きもしないのに、ドイツで余りにも暇になったら帰ってきて昔を回顧したり。

 

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こうやって現役と浪人の時の模試の成績貼って成長を実感したり。

 

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バイクを買ってカメラを買ってウキウキで1人で遊んで。


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MT-09 TRACERの試乗会の抽選に当たったので行った。この辺は全部昔のブログの話。

 

 

そんなブログ歴だけど、au oneの時のブログデータは全部livedoorにあって、数年前までは見れた覚えがあったのに、久々にあの時の気持ちを思い出したくなってログインしようとしたらIDもパスワードもすっかり忘れてた。これかな?って思うIDとパスワードも全部打ち込んで全滅。その上ID再発行するにも登録していたアドレスがauの時のキャリアアドレスで、今のUQからは見られないので完全に詰んだ\(^o^)/

 

昔のブログを振り返るのは少し恥ずかしいけど、年取ってから見返してみると忘れてた勢いや気持ちがデータなのに殴り書きされてて、自分の根源にある人間性が垣間見れて楽しかった。きっとこの先の人生でもドイツ生活での出来事を思い出したい時はここに戻ってくるでしょう。ただ今はもう昔の記事を回収する術が無くなってしまって、過去の自分を思い出す手立てがないことで自分がそもそも無かったかのような気持ちになって、その事実が少し寂しい。

そうだフィンランド、行こう②。

続きです。

masterlife.hatenablog.com

 

 

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街灯が雪に拡散と反射して光が滲んでるの凄く綺麗だった。玉ボケとはまた違う幻想的な雰囲気で、提灯の光がもやっと光っているような優しい灯りだった。この景色を見れただけでフィンランド要素に触れてないのに好きになりそうだった。

 

 

 

当初は当日中にロヴァニエミまで行く便を抑えたかったものの予約が取れず、仕方が無いのでヘルシンキで1泊して翌昼にロヴァニエミまで飛ぶことにしました。ホテルはScandic Avia Congressにしましたが、安くて綺麗でいいホテルでした。シャワーの水量も湯温もドイツのアパートと比にならないくらい安定してて快適でした。空港からのタクシーのおっちゃんも、フロントのおばちゃんも愛想は微妙ながらも人から騙し取ろうって気配を感じず、安心して任せられたし気持ちよくお金払えて良かったです。

 

 

翌朝、ホテルの朝食バイキングでクロワッサンがサクッふわっなことに衝撃を受けた。

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ホテルから出てる無料バスに乗り込みヘルシンキ空港へ、その後ロヴァニエミ空港への飛行機に乗り込みます。ヘルシンキ空港は日本語の案内もあるので非常に優しい。写真は暗いですがしっかり朝です。

 

緯度が高いから日の出が遅くなるのでしゃあない。

 

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北極圏のロヴァニエミに到着。北極圏(北緯66.33°)なので日の出が午前11時、日の入りが午後1時という凄い街です。空港に着いて預入手荷物をピックアップしてたら外はもう夜でした。

 

海外旅行でロストバゲージって本当にあるんですね。FINNAIRのスタッフにロストバゲージしたことを話して諸々の登録をしました。ロストバゲージしたらとりあえず係員にロストバゲージしたんだけどって話をする、これだけで後の行動は係員が対応してくれるのは勉強になりました。

 

空港でロストバゲージの申請が終わったらタクシーに乗ってロヴァニエミのホテルにチェックインして荷物を一旦置いて、明日以降着る服を買いに行きました。ロヴァニエミはH&Mがあったので一通り安く買い揃えられたみたいなので良かったです。

 

 

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雪国。


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午後4時すぎですが真っ暗。気温も-14℃ですが、ダウン重ね着の効果もあってか全然寒くない。むしろ日本の方が寒いくらいじゃないかって感じ。

 

昼前後の便でロヴァニエミに着いてロストバゲージやら買い物やらで昼食を取り損ねていたので、少し早い夜ご飯にしようという話になりましたが、ロヴァニエミの飲食店はハイシーズンだからかどこも完全予約制と言っても過言ではないくらいの状態で、なかなか飛び込みで空いてるご飯屋さんが見つかりませんでした。次行く機会があれば日程しっかり組んで予約しておきたいと思いました。

 

ご飯屋さん探しながら今日酒飲むか聞いてきた酒クズ先輩がいたんですが、

「今日はオーロラツアー初日なので様子見で酒は控えておきましょうか」

と後輩2人で落ち着かせて、なんとか空いてそうな飲食店を見つけたので、何屋か分かりませんがとりあえず入ることに。


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パブの類でした。ビールしか置いてねえ。

スナックメニューすら見つからないし、周りで食ってる人もいねえ。いくらビールとはいえ昼ご飯も抜いた空きっ腹にビールはアカン。

こういう想定外なトラブルも旅行って感じで楽しいんですけどね笑  地ビール飲めたわけだし。

 

 

18時前になっていよいよ空いてる飲食店が見つからないので、仕方なしに最終日付近で予定してたマクドに行くことにしました。元々はマクドフィンランドメニュー頼もうぜって話で組んでたんですけど、まさか前日の夕方に空港でKFC行って、翌日にマクドナルドにお世話になるとは。

 

 

またオミクロン株の影響かイートインをやっておらず持ち帰りのみという状況で、仕方が無いのでホテルで食べることになりました。


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多分フィンランド特別メニュー。少なくともデュッセルドルフでは見たことないメニューでした。チリソースが結構辛かったです。

 

 

夜20時からのオーロラ観測バスツアーに参加(要事前予約)しました。防寒着等レンタルありのツアーです。積雪30cmのところを歩くこともあるので、丈の長いブーツも借りられるコースをお勧めします。

www.tripadvisor.jp

 

 

着替えてバスに乗りこみ観測ポイントまで向かいます。

バス移動の際、僕の隣が空いてたので台湾人が相席で座ってきたのですがこの台湾人がお喋りな明るいヤツで、日本から来たよって話してから彼女の話、彼女が飼ってる猫の話、台湾でここで働いてたんだーってことや2日前のオーロラツアーの報告、サンタ村でのアクティビティ等、こっちから聞いてもないのにマシンガントークを仕掛けてくる人で、30分くらいの移動だったはずなのに凄く疲れました。

挙句、

「人生初海外は台湾行こうと思ってたんだよー」

なんて話したら、

「来た時連絡取れるようにLINE交換しようよ!台湾案内するからさ!」

って流れで初対面15分なのに連絡先を交換することに。コミュ強怖い。

 

 

オーロラを鑑賞するにはツアーガイドによると3つ条件が必要で、①暗いこと②晴れていること③太陽の活動が活発なことだそうです。

1番目は街の中心だと明るいから郊外に行けということでツアーガイドが準備してくれてます。フィンランドの首都ヘルシンキだと緯度が低いのもあると思いますが、街が明るいのでオーロラのような弱い光が消されてしまうとのこと。

2番目はオーロラは雲の上、具体的には大気圏の辺りに発生する現象なので雲が出ていると見えないよという話。

3番目は太陽風に乗ってきたプラズマが大気圏で酸素や窒素上の電子を励起するので、強い太陽風が吹けば吹くほど強いオーロラが見え易くなるとのことでした。

 

初日は雲ひとつない満点の星空でしたが、太陽活動は予報ではそこまで強くないため、見えるかどうか分かんないけどごめんよ、みたいなことを言われました。

 

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オーロラ観測の結果です。ご査収下さい。撮影機材はD5300にTokina AT-X 11-20mm/F2.8で、マニュアルモード、ISO800、SS20-30sec、F2.8-4.0、三脚持ってきてなかったので雪の上に直置き(!?)、iPhone内で少し編集しました。

 

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LINE交換した台湾人が送ってくれました。こちらはiPhone11Proだそうです。

 

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ナイトモードやべえ。僕のiPhoneSE2では流石に撮れませんでした。

 

 

 

帰りのバスでガイドが、

「You are Super Lucky!!!」

って叫びかけてましたが、こんな大きなオーロラが見えるなんて思っていませんでした。モヤモヤァってオーロラが動く様子とか、オーロラがもわっと急拡大してくる様子とか、言葉にしたいけど何て例えたら良いか分からない景色を沢山見て、フィンランドに来れて良かったと思いました。

 

翌日の天気予報は曇りっぽいものの、太陽活動は結構強めとのこと。雲の切れ間を捉えられればオーロラは見られそうです。

 

 

続きます。

お昼のサンドイッチ。

今住んでいるドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州(NRW州)が明後日2022年1月13日から飲食店でも2G+ルールが適用されることになり、従ってブースターワクチン接種していなければ店内飲食の為には簡易陰性検査が必要になった。モデルナ2回目接種の時に40℃近い高熱と悪寒、不整脈で彼女に48時間付きっきりで看病してもらったからブースター接種は少なくとも日本に帰るまで受けたくないのに、受けないと自由が担保されないので凄く憂鬱になってしまった。店内飲食が実質不可能になると昼食が非常に困り、スーパーで買ったサンドイッチを持ってくとかマクドナルド持ち帰りするとかしか出来ることがない。

昼ごはんがサンドイッチだけって点で、そういえばと思い起こせば浪人生の時の受験や模試のお昼ご飯は決まってコンビニで買ったサンドイッチ一個とカフェオレだった。食べすぎて眠くならないように、空腹で集中力が切れないように、でも試験の終盤で空腹から覚醒して最後の集中力を捻り出せるように、と考えていつも出来る限りそうしていた。実際これが一番上手くいってた。ああそうか、もうあれから11年の歳月が経つんだなと思うと、ふと遠くまで来た気がした。

浪人生活の成果は両親からは及第点以上の評価だったのに自分では全く納得出来ず認められずまさに0点だった。受験結果の報告がしたくなくて、予備校の担任の電話に出たくなくて数日間無視したりもした。そんな気持ちのまま私大に進学したものだから、自分とは土俵が全く異なる煌びやかな髪型やスーツで入学式に参加する同級生を見てまた厭世し、サークルにも入れずバイト面接は全滅し、遂に入学後半年経って夏休みが終わる頃に自分の社会的存在価値の無さに気付いて絶望して本格的に鬱になってしまったっけ。あの時結局何で死ねなかったのかも分からないまま今に至るけど、死にたかった気持ちは間違いなくて、食欲が一切湧かなくてそのまま餓死してしまえば良いやって思って食べなかったり、掛けられてるかすら把握してない保険金が大嫌いだった妹達の将来に役立てば自分の生きた価値はあったと本気で勘違いしたり、これ以上学費でも迷惑かけたくないから後期が始まる前に退学しようと退学願も取り寄せたりした。

実家に連れ戻されて冬に受けた大量採用のオープニングスタッフの面接に引っかかり、シフトが削られて不要扱いされたら死んだらいいやと開き直って働いて、男子校出身だったから女子との距離感も分からなくて、話しかけようとしたけど話しかけられず、汚物のように扱われたら死んだらいいやと開き直って話しかけたら仲良くなれて、そのうち自分の世界は何でそんなに難しく感じたんだろうってくらい簡単に世の中が回り始めてびっくりした。その代わり簡単な世界で生きることに集中したから単位はいっぱい落として留年はこの時点でほぼ決まった。

 

そんな憂鬱だった10代も過ぎ、単位も回収しつつ塾講にジョブチェンして生徒からもそこそこモテて彼女も出来て、酔った勢いで浮気して振られて大学院で2度目の地獄を見ながらも、1度地獄に堕ちた経験が生きてなんとか留年せずに修了出来たし、浪人生の時のブログの友達とも何回かオフ会して、浪人生の時の人生を賭した気持ちを思い起こそうともした。

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社会人になって愚直に働いてたら彼女と結婚間近のタイミングでドイツに送られてるもんだから、この11年間って振り返ると悪い意味で濃かったけど、あっという間だったなあって気がした。この先の人生もっとあっという間なんだろうなとも思ったらちょっと怖くもなった。

理想と現実のギャップに彷徨って血迷って命を投げ出そうともしたけど、今になると何にもなれなかった自分を少しは誇れるような、そんな気がした。

 

そんな思いを噛み締めながら今度昼にサンドイッチを食べるのかもしれない。

そうだフィンランド、行こう①。

タイトルの通りクリスマス休暇を利用してフィンランドへオーロラ鑑賞とサンタとの邂逅に行きました。結論から言うとすごく良くてドイツに戻ってきたくなかったくらいです。日本かフィンランドか選べと言われたら本気で悩むレベル。

 

ただ旅行としては最高だったのですが、それに至る経緯を含めて自分の中では波乱万丈の体験だったので、旅行前から2日目の昼までの事を書いていきたいと思います。2日目の昼以降は投稿次第リンク追加するので、以下のリンクを参照ください。

 

 

 

 

10月末頃に考えていた今回の旅行の大まかなスケジュール感は、クリスマス前後にデュッセルドルフ出発、年末にオーロラとサンタの街ロヴァニエミから帰国を想定していました。

 

 

ただ実際にはオミクロンが出始めて出入国制限が非常に面倒になりそうだったので、フィンランドに行ければいいけど行けなかったらドイツ国内旅行にしようと話していました。この頃にはすっかりドイツに飽きて嫌いになり始めていますね。

 

 

 

ドイツで主に3人で仕事していて、最もドイツ歴の長い先輩が諸々の都合でコロナワクチンの接種が遅くなり、ワクチン証明が有効になるまで寒空の下昼飯を食わなきゃ行けない(暖かい室内で外食出来ない)、前年度の就労ビザが期限切れしそうなのに人事から連絡が来ないのでパスポートコントロールの際に不法滞在扱いで裁かれかねない等、とにかく人権が無かったです。ちなみにこの先輩の不幸はまだまだ続きます。

 

先輩がの就労ビザ再取得の手続きの連絡が来たのが12月中旬で、そこからフィンランド行けると分かったので急ピッチで航空券、ホテル、オーロラツアーの予約を取りにかかりました。

 

 

 

実際には飯代お土産代等込み込みで30マンくらいじゃなかったかな(遠い目)

これまでの出張旅費貯金の大半が消し飛ぶレベル(白目)

 

 

 

ツアー予約してホテルも予約して、航空券予約しようとしたら当初ネットで€600程度だったはずなんですが、最終的に€900くらいまで値上がりしてました。しかもFINNAIRのサイトから予約しようとしたら何故かVISAだと決済出来ず(先輩らも航空券取れなかったみたいなので恐らくFINNAIR側の問題)、コーポレートカードのAMEXでようやく決済が出来た等かなりトラブルが多かったです。しかもFINNAIRのトラブルはこれだけじゃありませんでしたが、詳細は後述します。

 

 

 

オーロラ観測確率はだいたい一撃必殺技と一緒!もしくはかみなり2連外しと同じですね。

 

 

 

フィンランドの気温ですが12月末のヘルシンキで最高/最低=0℃/-10℃くらい(ちゃんと見てないけど)、ロヴァニエミで-10℃/-25℃くらいと行った感じでした。日本からすると考えにくいくらい寒いですが、そんなに季節風もなかったおかげであまり寒くはなかったです。

とはいえ外出る時の服装は、上がヒートテック、厚手のニット、ウルトラライトダウン、ダウンジャケット、首にネックウォーマーと頭にニット帽。下がヒートテック、ワイルドファイア(防寒ジーンズ)。足元が普通の靴下とスキー用靴下、トレッキングシューズといった具合。ダウンがショート丈のものしか無かったので膝と太ももが少し寒かったですが、街中歩くなら余裕でした。

 

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文字に起こすと着膨れしてそうですが、実際はこんな具合で写真に耐えられる服装だと思います。

 

 

 

実は出張でドイツが初海外、フィンランド旅行が初の海外旅行だったんですよね。しかもドイツで電車もタクシーも使わず会社がレンタルしたレンタカーで通勤してるので、ヨーロッパの公共交通機関に慣れていない不安もありました。そもそもデュッセルドルフから空港までも車移動しか経験がなかったのでどうやって行けば良いか、Google Mapも電車のダイヤを出してくれないし結構ドイツ国内の移動の時点で不安でした。

 

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だいたい不安なものは不要な心配を重ねすぎてる結果不安に感じるだけで、電車は呆気なく乗れて空港に行けました。車窓から見るデュッセルドルフの街並みは汚いの一言ですね。

 

 

 

ドイツ来る時もそうでしたが、出発前って本当に現実感ないですよね。

 

 

 

アプリからだとここから画像貼りたいのに貼れないので次にします。出発前で一章終わってしまった笑

片手鍋で米を炊く。

ドイツでの生活も2ヶ月が経ちましたが、日本で胃腸の調子が優れない時に食べるうどんやおかゆの枠がパスタなので、僕の胃はそろそろ本格的に駄目になりそうです。食が合わなくて生きていけないというのは帰国するのに真っ当な理由ですが、どんな理由であれ期待に添えないのも凄く悔しいので、アジアンショップで買ってきました。

 

 

ちなみにこの日の夜ご飯はチャルメラのバリカタ豚骨に半玉乗せた。デュッセルドルフでもラーメンを食べれる店は片手じゃ足りないくらいにはありますが、とはいえ身に染みた…

 

 

とりあえず米3合で実験開始です!

 

 

1kg袋で余りは全部ジップロックにぶちこむ予定だったから拍子抜けしたよ。まあ一袋から計量して余った分全部をやっぱりジップロックにぶちこむだけなんだけどね!

 

 

 

米研がなきゃなと思ってたので、研ぐ文化のない日本以外でも研げと書いてないので忖度は要らないな!

 

 

 

 

失敗の匂いがして来ましたね…

 

 

 

 

 

納豆も買っとけば良かったー!

 

 

 

硬水のせいでこうなるんですかね??パスタも糖分が抜けてよく白濁するんですよね。やっぱボルヴィックで炊くべきだった…??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おこげ少なめでしたがそんなの関係なく鍋に米が張り付いて洗い物面倒くさそうです。概ね良かったですね。

Archenの大聖堂。

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祝日の朝8時なんかにアパート下に集合して、車走らせて国境越えてオランダのRoermondのデザイナーアウトレットに行った。回転直後の朝9時に着いて、午前中は各自買い物して、僕はラルフローレンでダウンジャケットとSuperdry極度乾燥でダッサイTシャツを買った。ダウンジャケットなんて着るもんかなんて思ってたけど、流石にドイツの冬は冷えそうで真冬の休日に外出られなくなりそうだったので、清水の舞台から飛び降りる気持ちで€300(約¥40,000)で買った。ちょっと失敗した気がする。

 

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紅葉も始まってました。

 

アウトレットでお昼を食べて、いつも通り食べきれない量なので残してしまって勿体無い気持ちになりつつ席を立ち、午後はArchenに向かった。前からArchenとKöln の大聖堂は観にいきたいと話してて、遂に叶った。

 

近くの駐車場に車を停めて、中に入った。大聖堂の観覧は無料で写真撮影が€1。実質拝観料が€1みたいなもので安すぎて申し訳なかったので€0.5でパンフレットも買った。

 

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とにかくステンドグラスが凄くて、写真で見たらこんな青かったっけってなった。もっと赤い服が印象的だったんだけどなあ。紀元後800年前後に建った建物にこれだけ硝子や木の細工があって、現代に生きてるのにその工法が分からなくて凄いと感じたし、キリスト教に関する絵が沢山描かれてるのに何の絵なのか誰が描かれてるのか1つも分からなくてちょっと悔しかった笑

建物の種類もゴシック調とかバロック調とかあるけど何か分からなかった。ただただ高くて大きくて綺麗で荘厳ですげーって圧倒されてた。


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大聖堂自体は大きいとはいえ周りの建物を圧倒する程は大きくはなくて、街と調和した感じで凄く良かった。

 

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今日Archen来て大聖堂来て、キリスト教に目覚めた訳では無いけど良いものを見た満足感で一杯で、ドイツ来て初めて心から良かったと思えた一日になった。